今がしあわせ

今がしあわせ
ある商人が孫ができたお祝いに「何かめでたい言葉を書いて欲しい」と
一休禅師のもとを訪れました

快く引き受けた一休禅師の書いた言葉は
「親死 子死 孫死」という言葉でした

「めでたい言葉といったのに死とは何事だ」と商人は怒ります

すると一休禅師は「ではあなたは、孫死、子死、親死の方がいいのですか」と聞き返したそうです
一休禅師は続けて「親が死に、子が死に、孫が死ぬ。これほどめでたいことがあろうか
これが逆になったらどうする」と諭しました

商人は「確かにその通りだ」と書を持ち帰り家宝にしたそうです

私たちはめでたいことを当たり前にしていないでしょうか
当たり前のことこそが実はしあわせなのだと一休禅師は教えてくれます

今朝も目が覚めたことがしあわせ

歩けることがしあわせ

家族と話せていることがしあわせ

当たり前のことにじっくりと目を向けてみると
私たちはすでに満ち足りた毎日を送れていることが分かります

今がしあわせと感じられることが
大いにめでたいことなのです
 
祖父死父死子死孫死